三寒四温 春の足音
三寒四温とはよく言ったもので。
本当に、毎日毎日、春→冬→春→冬とね。そうするうちにも、少しずつ日が緩んで、強くなり、眩しくなり、春の芽吹きがあちらこちらに。
紅梅、白木蓮。
ヒヤシンスにチューリップ、水仙が真っ直ぐに。まだ見ぬ可愛らしい花を想って、春の嬉しさが私の心にも。
セロトニンが足りない冬。鬱々とした冬。どうしてかわからないけど、日光量低下の影響を受けて、なんでもかんでも暗く考えがちになってしまう冬。
そんな冬を抜けて、今春の日差しの中、私の心にも少し歓びが戻って来たような。
それとも、10年も長い間悩んで来たことも、やっと執着から解放されて、それが歓びの息吹を感じさせているのかも。
どうして、一つのことを断ち切るのに、10年もかかるんだろう、と不思議に思えてくる。
とは言え、それも、心が離れて自由になったからこそ、そう思えるのであって、私にとっては時間の経過や、その中での悩みが必要だったのかな。。。
願わくば、もう少しその期間が短かったらよかったけれど、それだけの時間が必要だったのかな。
今は、心に芽生えた歓びの芽を、見失わないようにただいたい。
このままの自分でいいんだ、と思えるのに、こんなに長くかかったけれど。
絡まった心の糸をほどくのに、こんなにも長い時間が必要だったけれど。
とはいえ、長いと言っても、それは私の視点から見れば。
宇宙の時の流れから見れば、それはほんの一瞬で。
あまりにも、自分の視点の枠に囚われすぎるとき、いつも引きの視点、俯瞰の視点を忘れないようにしたい。
そして、自分に捉われすぎるよりも、ほんの小さなこと、今の私にできることを、他の人のためにできる人でありたい。
感謝を忘れて、恨言ばかりになるよりも、与えられたもの、恵まれたものに感謝できる人でありたい。
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